「オール・マイ・ラビング」 小路幸也


去年の夏に買って、ずーっと積読



************************************


東京、下町の老舗古書店東京バンドワゴン」を営む堀田家。
今は珍しき四世代の大家族。
店には色々な古本が持ち込まれ、堀田家の面々はまたしても、
ご近所さんともども謎の事件に巻き込まれる。
ページが増える百物語の和とじ本。
店の前に置き去りにされた捨て猫ならぬ猫の本。
そして、いつもふらふらとしている我南人にも、ある変化が…。
ますます賑やかになった大人気シリーズ、第5弾。


************************************


約1年半ぶりくらいにシリーズを読みました。
登場人物めっちゃ多いし、大丈夫かな…と思いながら。
でも、そんな不安は吹っ飛ぶくらいすぐに世界へ。
ま、人物間にあった出来事とかはあやふやな部分もありましたが…(笑)


1つのお話がどれも愛にあふれていてやっぱり好きです。
不思議な出来事が起こっても、必ず愛あふれる解決。
登場人物はどんどん増えていきますが、それさえも楽しい。


サチさんの言葉が、胸にしみます。
ドラマ化・映画化してほしい気持ちと、
このまんまにしておいてほしい気持ちが入り乱れますね。


夏前にまた文庫の新作が出るかな。
単行本の新刊はもうすぐ出るようですが。