「図書館革命」 有川浩

図書館革命 図書館戦争シリーズ (4) (角川文庫)

図書館革命 図書館戦争シリーズ (4) (角川文庫)


図書館シリーズ4巻。


タイトル通り、「革命」でした。
良化特務機関と図書隊の攻防戦もラスト。
メディア良化法、憲法第21条、そして図書館法。
それぞれが掲げる「正義」とはなんなのか。


ラストまで、本当に突っ走る作品でした。
主人公たちも本当に個性豊かで、楽しませてくれる。
個人的には、柴崎が実は一番人間臭そうで好きだ。


これだけハイスピードな展開の作品を 、
これを作者は「ノリ」で書くというのだからすごい。
シリーズとしては4作目で完結だそうですが、
主人公たちのスピンオフが2冊文庫化されるそうなので、
まだ楽しみは続くかな。



文庫化4作品には作者と故 児玉清さんとの対談も載っていて、それもまた1つの楽しみでした。