「塩の街」 有川浩

塩の街 (角川文庫)

塩の街 (角川文庫)

有川浩のデビュー作。


塩害の被害が拡大する日本に生きる秋葉と真奈。
塩害とは、人々が塩化して死に至るという謎の現象を指す。


秋葉と真奈の前を行き過ぎた人々とのエピソード、
そして、塩害の原因物質を取り除くために動き出す人々。
果たして、死の病は止められるのか…?


架空の設定をリアルに描く有川作品はデビューからそうなんだなぁ。
秋葉と真奈の人物設定は、有川作品のいろんな人物の根底に流れている。
秋葉の友人(?)である入江のアンチヒーローっぷりもなかなか。