「海の底」 有川浩

海の底 (角川文庫)

自衛隊三部作の最終章。

横須賀に突如現れた人間大の甲殻類（ザリガニ？エビ？）に襲われる人々。
停泊中の潜水艦に逃げ込んだ海上自衛官２名と子供１３人。
謎の甲殻類に立ち向かう、神奈川県機動隊と自衛隊。

大人をイライラさせる子供がいっぱい出てきます(笑)
「こういう生意気な子供いるいる〜！」ってなります。

中学生の子供たち、機動隊、自衛隊、マスコミ、警察のお偉方などそれぞれの立場がよく書かれてます。
それぞれの果たす義務をうまく絡み合わせるのも著者の作風かな〜と。

海上自衛官２名が、図書館戦争の堂上と小牧のキャラと似すぎている(笑)
巻末には、２人が潜水艦内で起こした大事件の模様も書かれていて、
サイドストーリーとしてそっちも楽しめます。