「現代語訳 武士道」 新渡戸稲造

現代語訳 武士道 (ちくま新書)

現代語訳 武士道 (ちくま新書)


新渡戸稲造が、「日本人は宗教なしに道徳をどう学ぶのか」という外国人からの質問に答えた本書。


武士道、と聞くと「武士が守る規律や道理」といったイメージがあるけど
この本で語られるのは、日本的思考、日本文化論を外国人に分かりやすく示したもの。


日本における義とは?仁とは?礼とは?
武士が命より大事にいした名誉とは?


現代の私たちのとっても、遠い話のような武士道。
でも、読んでみると不思議と納得できる部分もあることに気付く。


元は、新渡戸稲造が英語で紹介したものを翻訳しているものなので、
日本語に無理があるようなそんな訳文が理解しにくいのが残念。


日本人の教養として、読んでおいて損はない1冊。