「のぼうの城(上)(下)」 和田竜
- 作者: 和田竜
- 出版社/メーカー: 小学館
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序盤でなかなか勢いをつけることができなかった。
丹下と一緒で「のぼう様」の底知れなさが何から来るのかわからなかった。
でも、後半ののぼう様の「戦いまする」の一言で、全部ひっくり返った。
「のぼう様」の「のぼう様」たる所以が徐々にわかってくる。
下巻は上巻でのめりこめなかったのが嘘のよう。
上巻の10分の1くらいの時間で読み切れた。
戦国の世における、名将の器とは何かを考えさせられる。
「のぼう様」は一体何を持っているのか。
分かった時は、やっぱり丹下と同じ気持ちになる。
「のぼう様」も相当変わった人ですが、
丹下を始めとする家臣団も相当キャラが濃い。
その彼らをまとめていられるのも「のぼう様」だからか