「アジア・太平洋戦争 −日本近現代史?−」 吉田裕

アジア・太平洋戦争―シリーズ日本近現代史〈6〉 (岩波新書)

アジア・太平洋戦争―シリーズ日本近現代史〈6〉 (岩波新書)

仕事のためのシリーズ6冊目。
半藤氏の作品とあわせながら読み進めた。


英米開戦から終戦までの時期を、出来事(事件)を追いかける。
要所要所で戦争をめぐる問題を整理して書かれているので、
事実関係とそれがどんな意味を持っていたかということもよくわかる。

また、日本の「加害」の問題はもちろん、国民が受けた被害、
とくに無数の兵士がこうむった犠牲にも目が向けられている。


戦争を知る人も、知らない私たちも読んでおくと良いかな。
戦後60年以上が経って、ようやく「あの戦争は何だったのか」を
客観的に考えられる時代になったのかもしれない。


世界が二度と同じ過ちを犯さないように。