「清須会議」 三谷幸喜
- 作者: 三谷幸喜
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: 単行本
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未読作家フェア最終回〜。
さて、どうしても読みたかった三谷幸喜さんの「清須会議」
歴史×三谷×会議の組み合わせはワクワクします!
とっても有名な会議ですので、大筋は分かっていますけども。
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日本史上初めての会議。「情」をとるか「利」をとるか。
本能寺の変、一代の英雄織田信長が死んだ。
跡目に名乗りを上げたのは、柴田勝家と羽柴秀吉。
その決着は、清須会議で着けられることになる。
二人が想いを寄せるお市の方は、秀吉憎さで勝家につく。
浮かれる勝家は、会議での勝利も疑わない。
傷心のうえ、会議の前哨戦とも言えるイノシシ狩りでも破れた秀吉。
ところが彼は、誰もが驚く奇策を持って会議に臨む。
丹羽長秀、池田恒興はじめ、会議を取り巻く武将たちの逡巡。
お市の方、寧、松姫たちの愛憎。
歴史の裏の思惑が、今、明かされる。
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全編モノローグとは思わなかった。
最初だけかなーとおもっていたんだけどね。
やはり脚本家ですねー、台本を読んでいる気分。
スルスルっと入ってきて、時々クスっと笑って。
三谷作品は映像でばかり見てきたけど、本も面白い。
清州会議自体は、歴史をやってるものとしてはいわずもがななんですけどね。
そうか、こんなことを考えて動いたのかもしれないなぁと。
歴史は結果から推察する部分も多いから、
本当にその人が何を考えていたのかなんて分からないんだよね。
それを考えてみるのが面白いんだけどさ。
女性陣の腹の内は、男性のそれよりよっぽど怖いなと。
女性の脳みそは思いこむことのできる脳だそうです。
映像はどんなもんかしら。
DVDになったら、こっそり見ようかな。