「武士道シックスティーン」 誉田哲也

武士道シックスティーン (文春文庫)

武士道シックスティーン (文春文庫)


姫川シリーズの話をしていたら、
「『武士道シックスティーン』って知ってる?全然作風違うよ」
と教えてもらったので、読みました。


武道一筋、剣豪武蔵を追い続ける「剛」の剣士・香織。
日本舞踊から転身して剣道を始めた「柔」の剣士・早苗。
戦い方も、剣道に対する姿勢も全く違う2人が出会う。


ストイックなまでに、自分の武道を突き詰める香織。
香織ほどのストイックさはないまでも、こだわりのある早苗。
2人の性格の違いがはっきりと描かれていて楽しい。


こんなに爽やかなタッチで作品をかけるのか!と驚きがあったけど
最初の驚きなんて鮮やかに忘れさせる勢いで、話が進んで面白かったなぁ。