「小夜しぐれ」 高田郁

小夜しぐれ (みをつくし料理帖)

小夜しぐれ (みをつくし料理帖)


みをつくし料理帖シリーズ5作目。
新刊が今月15日に出るそうなので楽しみ〜♪


いつも通りの4作品。


つる家の主・種市と亡き娘おつるの過去が明かされ。
花見の宴に集まる上客たちに料理を作ってほしいとの依頼があり。
日本橋伊勢屋の美緒の恋に決着がつく話も書かれている。
そして、吉原へのの出店話や前作で負った傷と澪の決意。
澪も美緒もいろいろと考えた上の決断と分かっても切ない。


異色だったのが、澪の想い人小松原を主人公においた最終話。
小松原の想いや表情を見ちゃうとニヤニヤっとしちゃいますね。


シリーズも長くなって、批判もあるよう。
前ほどいろんな問題やトラブルも起きなくなってきたし、
澪自身の感情の起伏も穏やかになってきたような気もするし、
なにより、登場人物がみんな澪に優しすぎるという
少女マンガでありがちな展開は確かにあるけれど(笑)


私は江戸の市井とラブコメ万歳なので、変わらず好きです。
やっぱり、映像化してほしい〜!