「ビブリア古書堂の事件手帖〜栞子さんと奇妙な客人たち〜」 三上延


話題の本。
本当は話題になる前から、注目してたし読みたかったの!
大きな声で言いたいけど、後回しにしたのも事実(笑)
ということで、注目してから約半年?でようやく読めました。


北鎌倉にある古書店、「ビブリア古書堂」を訪れた主人公・大輔。
彼はその特異な体質から、長年読書から遠ざかっていた。
しかし、店長である篠川栞子と知り合って、生活が一変する。
事情があって、店に立つことのできない栞子の代わりに、
大輔は店を預かるようになるが、どうにも奇妙な客がやってくる。


実際の本を題材に、ビブリア古書堂に持ち込まれるさまざまな事件。
店を空けることとなった栞子は、大輔からの話で事件の裏側を読み説く。
大輔から聞いた話しと、その膨大な古書の知識量で事件を解決。



栞子さんは年上黒髪美人、メガネをかけてしかも巨乳っていう(笑)
ところがこの栞子さん、本にまつわる話ならしゃんと話せるのに、
それ以外の話になると、てんでダメになるっていう性格。
この設定だけで、相当数の人々の興味関心を持っていくだろうと。


実際の本の内容を基にして作られているので、物語そのものはもちろん、
その題材になった本も読みたくなる、なんとも罪作りな小説だわ。
とりあえず、読めそうなものは今度手にしてみようかしら。


ブック●フのように気軽に利用できる古本屋が増える中、
この話に出てくる古書堂や東京バンドワゴンのような本屋も良いなと思える。
古い本はどうにも鼻がムズムズしちゃうのだけどねー。


面白かったので、続巻も読んでみようかな。