「冷たい密室と博士たち」 森博嗣
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/03/12
- メディア: 文庫
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森博嗣さん、2作目。
「すべてがFになる」と同じシリーズをチョイス。
犀川創平と西之園萌絵は犀川の同級生で同僚の喜多北斗に誘われ、
彼の在籍する「極地環境研究センタ」を訪れる。
極地研では、氷点下20度という低温の状態で様々な実験が行われていた。
犀川たちが訪れたその夜、衆人環視かつ密室状態の冷たい実験室の中で、
大学院生の男女2人の院生が刺殺体となって発見される。
殺害された2人と犯人はどのようにして実験室に入ったのか。
「すべてがFになる」に比べると、こちらの方が分かりやすい事件。
密室になったトリックも、自分で読める部分があったし、
謎解きをする犀川の話もよく理解できた。
殺害の動機の部分も分かる部分が多くてスッキリ。
前に読んだ「すべてがFになる」は超理系的思考の数々と、
かなり私の常識を覆すような出来事がたくさん起こった印象。
犯人の殺害動機もかなり強烈なインパクトを残してくれました。
あとは、主人公2人のキャラがある程度分かっているので、
安心感を持って読めたのかもしれない。
犀川のキャラクター好きだな〜、この先生の授業面白そう。
(現実には理解できないことだらけだろうけど、会ってみたい)
シリーズものがどのくらいあるのかなと思ったら10作品も…。
しかも、その後も他のシリーズにも多数出ているらしい…。
古本屋で安く出ていたら、こまめに買い足していこう。
とりあえず、続いて第3作目読もう〜。