「ビブリア古書堂の事件手帖2〜栞子さんと謎めく日常〜」 三上延


ビブリア古書堂シリーズ2作目〜。


鎌倉の片隅にひっそりと佇むビブリア古書堂。
その店に美しい女主人が帰ってきた。
しかし、彼女の入院以前とは少しばかり勝手が違っている。
店内で古書と悪戦苦闘する無骨な青年の存在に、
戸惑いつつもひそかに目を細めるのだった。


すんなり読めました。
わずか1日の通勤の往復で、サラサラスルスル〜っと。
キャラ設定も分かってるし、本当に読み進めやすい。


前作より、栞子・青年ともにそれぞれの過去が見え隠れ。
特に、栞子さんの家族については、気になるとことであります。
作者も、ようやく本論に入れそうとかいているので続きが楽しみ。


私は、古い本はほとんど読まないので、
栞子さんの古書の説明に「へぇぇぇ」っと感心してしまう。
今回だと、斯波遼太郎のエピソードが一番かな。
(他の章も含めて、読書家には有名な話なのだろうか…)


しかし、いちいち栞子さんの容姿(特に巨乳の行)は本当に必要か?
「超引っ込み思案なのに、本のことになると饒舌」
っていう設定だけで魅力的だと思うのだけど。
男性読者向けのサービスなのか?
そこに引っかかる私はやっぱり女だということなのか?(笑)
オプションとして、2人の関係も楽しみにしています。


3作目はいつ出るのかな〜。