「船に乗れ!2〜独奏〜」 藤谷治

(P[ふ]2-3)船に乗れ!  II (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[ふ]2-3)船に乗れ! II (ポプラ文庫ピュアフル)



船に乗れシリーズ2作目。
前作から引き続きのキャラクターなので入り込みやすい。


学年の上がった主人公たち。
新入生のレベルの高さに驚かされ、
与えられたオーケストラの極の難しさに四苦八苦。
それでも僕の生活は、南がいるからなんだかんだ幸せさ〜。
音楽漬け高校男子の話がどこへ向かうやら。


モーツァルトの『魔笛』の筋書きがこの作品の伏線でした。
なーんも思わずに『魔笛』ってこんな話なのかーと読んでました。
善の中にも悪はあるし、その逆もしかり。。。うむ。


物語の途中で、僕にとって大きな転機がやってくる。
その転機が、本当に彼にとって大きなものになるとは
その真っ只中にいた彼は気付かず、気付いた時にはもう遅い。
何ともいえぬ歯がゆさのようなものが、伝わってきました。


あくまでも僕目線で書かれているので、相手の気持ちは分からん。
でも、今の私には理解できん。
同じ17歳で読んでいたなら理解できたのかなぁ。
どちらの考えも若さゆえ、断片なら分かるかな。


この勢いで3巻まで〜!