「娚の一生1〜4」 西炯子

娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)

娚の一生 1 (フラワーコミックスアルファ)



月一になりつつあるマンガ紹介。


西炯子さんの作品、大好きです。
この「娚の一生」も、今連載中の「姉の結婚」も。
ひらひらひゅーん」も読んでおりまする。


東京の大手電機会社に勤める堂薗つぐみ、
彼女は、長期休暇を田舎の祖母の家で過ごしていた。
そんなある日、入院中の祖母が亡くなってしまう。
つぐみは、そのまま祖母の家でしばらく暮らすことに決める。
しかし、離れの鍵を持っているという謎の男が現れて…!? 


京都弁を話す50代前半の海江田と、
恋に疲れていた、30代後半のつぐみ。
2人が織りなしていく共同生活とは。


娚の一生」の第4巻が発売されたので即買い&即読み。
本編は3巻までで完結しているので、4巻は番外編とその後。


海江田の助手、西園寺さんの結婚の顛末「拾う縁」
本編でも出てきた少年まことが再びやってくる「まことの家」
つぐみの元同僚秋本が突然やってくる「対岸の眺め」
50代まで結婚できなかった海江田にはホモ?「海江田と彼の男たち」
20代のころの海江田とつぐみの祖母の物語「厄介な女」
結婚式を挙げる予定の海江田にある連絡が…「男の一生」
ようやく結婚式を挙げることになった2人に…「カオルの父さん」


相変わらずの海江田さんの京都弁。
ちょっとめんどくさいつぐみも相変わらず。
でも、前よりつぐみのメンタルが落ち着いたかな。
何より、2人の空気感がたまらないのです。


4話の海江田にまつわる男たちの話が面白すぎ。
これに振り回されるつぐみの顛末が、笑えました。
そして何よりラストが、涙がわきあがってくる。
家族を得るって大事なことなんだなぁ…。
さらに15年後くらいのちの様子も描かれてて。
ラストは本当に良かったなぁって思いました。


これから数カ月、毎月新しいのや今までの総集編とか出るようで。
漫画は極力買わないようにしているけど…これは買い集めてしまいそうだ!